2007年12月6日木曜日

エモ

「エモ」とは英語の「エモーショナル」の略で、日本語で「感情」を表します。「エモ」とは主に音楽の種類、そしてファッションのカテゴリーを表します。「エモ」という言葉は、元々80年代にワシントンDC周辺で活動していたバンド(例:Minor Threat, Fugazi, Jaw Box)のファンが彼らの事を表現した言葉でした。なぜ「エモ」という言葉がバンドを表現する言葉になったかは、「イアン・マクケー」と「ガイ・ピシオット」という2人の男性が組んだバンドが、自分達自身のバンドを普通のハードコア系の音楽のスタイルの歌詞から、もっと、パーソナル、または感情的な歌詞に変えたことから始まったと言われています。

Minor Threat, Fugaziなどのバンドが、インディーズから、メジャーデビューした後、その後からデビューした新しいバンドがMinor Threat, Fugaziらのスタイルを真似たことから、「エモ」はしだいに音楽のジャンルを表現するための言葉として多くの人に知られるようになりました。ワシントンDCで「エモ」系のバンドが広まった後、カリフォルニア州に広がり、色んなバンドが音楽のスピードを変えたり、攻勢を音楽に取り上げるようになりました。1994年から2000年にかけては「エモ」の音楽がもっと広まり、「エモ」にもカテゴリーが出来る様になりました。例えば、「エモ・コア」、「インディー・エモ」、「ハードコア・エモ」などができました。

「エモ」が広まったせいで、90年代後半では、レコーディング会社は「エモ」系のバンド、AFIBrand NewCoheed&CambriaFall Out BoySenses Failなどを主に契約するようになりました。

次に、「エモ」のファッションについて話します。「エモ」のファッションを着こなすには、3つのポイントがあります。まず一つ目は、髪の毛です。たいていの「エモ」系の髪の毛の色は黒です。黒の髪の毛にブロンドや赤のメッシュを入れている人もたくさんいます。そして、ほとんどの人が長い前髪を横に流しています。この主な目的は、片目(または両目)を隠すためです。「エモ」とは「感情・孤独」などを表すので、目を隠すことによって孤独さを現すのです。「孤独」と言っても全員が孤独を感じているという事ではありません。ただファッションが好きでやっている人がほとんどです。次の点は服装です。「エモ」の服装をするには、きついジーンズに好きなバンドのTシャツ、ベルト、そしてスケーターシューズや黒い靴をはくのが定番です。きついジーンズは主に男の人がはきます。しかし、男の人のジーンズにはきついサイズがないため、女の人のサイズのジーンズをはく人がたくさんいます。最後の点は化粧です。男の人はめったにしませんが、女の人は真っ黒のアイライナー、そして黒いアイシャドーをつけるのが定番です。動物で例えると、たぬきみたいな感じになります。

最後に「エモ」について話したいことは音楽についてです。エモ」の音楽の特徴はウィキピディアによると、「疾走感溢れる演奏に、哀愁のあるメロディと情緒的なボーカルを乗せる(http://ja.wikipedia.org keyword:”Emo”)」などです。最近では絶叫するボーカルなども入れるようになったバンドがたくさんあります。「エモ」の音楽の歌詞はただ「失恋して、恋人が恋しい、会いたい」などの歌詞ではありません。「血」や「殺す」などの言葉を付け加えて、もっと自分の心を必要以上に表現している歌詞が多いです。

最近「エモ」がはやってきているのは子供たちが自分の気持ちを親や他の人に話せないけれど服装や音楽を通じて自分の気持ちを表現できる人が多くなってきているからじゃないでしょうか。「エモ」とは普通のブリットニー・スピアーズなどの音楽とは違いますが、ワシントンDCから始まり、今では世界中に「エモ」が知れ渡り、これからも「エモ」はもっと過激的になっていくのではないでしょうか。